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MX雨レース対策!ステップ加工で足のグリップを確保してマディレースを制する~!

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ステップの上で足が滑らないようにステップの凹凸を少し尖らせます!

ステップから足が滑って外れないようにステップのグリップを高めます。

モトクロス車のステップの凹凸ギザギザ先端が丸くなってませんか???

あの先端を少しだけやすりで研いで尖らせます!

これ、かなり細かいところですが、実は玄人がやる有料級のノウハウです。

雨レースで安定していつも上位に必ず来る人はここに配慮があります。

モトクロス、エンデュ―ロ、ラリー全部共通の基本ノウハウです。

レース直前に少し研ぐだけ。3分ほどの作業のが、レース展開の明暗をわけます!

何が良いの?

外乱で振られた際にステップから不用意に足が外れにくくなります。

マッド走行でステップやブーツに泥が付いた状態でもステップ上のブーツの食い付きが

確保されますので圧倒的な安定性が得られます。

マッド走行時もつま先立ちや土踏まず、トーインなど微妙なステップワークが可能になります。

雨レースってみんな嫌ですよね~。でも最も経験値が現れます。

雨レースって嫌ですよね。

轍が深い

轍が迷走している

そもそも滑る

転倒すると、ハンドルや手が泥まみれになる

転倒後の再始動までに体力と時間を使う

泥がゴーグルに付いて視界が悪くなるる

バイクに泥が付着して重い

スタックすると脱出に体力を使う

オーバーヒートして終了することがある

しかし、上記に列挙したことに対して、

フィジカル以外にマシン側でもそれぞれ事前に

対策できることがあります!

その一つが今回のテーマ、ステップのグリップ。

ステップのグリップを高める理由 

モトクロスに乗車するとき、ライダーがマシンと接触しているのは

ステップ、ハンドル、シート この3つだけです。

スタンディングではステップとハンドルの2つ。

ステップはバリバリ重要なバイクとの接点なのです。

ニーグリップをする場合に最も起点になっているのはステップのグリップです。

不用意にステップから足が外れると、皆さんだいたいの場合転倒しているかと思います

そうなんです、ステップ上での確実な足のグリップって実はタイヤと路面のグリップより重要です。

昨今、モトクロスライディングにおけるステップへの荷重方法がいろいろ提案されていますが

すべてはステップのグリップありきです。

ステップは消耗品!丸くなったら研いで、減ったら交換するもの!

具体的にはOEMの量産車に付いてくるステップならば、鉄やすりでその先端の凹凸を少しだけ研いであげます。

これだけで十分です。ブーツのソールへの食いつきを少しだけ良くしてあげればOKです。

ワークスなどは ”のこぎりの歯”のように尖ったものや、凹凸の数を減らして接触面圧を高めたものを

使用している場合がありますが我々サンデーライダーはまず、鉄やすりでちょっと尖らせるレベルから

始めるのが良いと思います。

量産ステップは上記のように先端を鉄やすりや、サンダーで研いで尖らせて、ステップワーク時の

グリップを確保する為のメンテナンスを行います。

そして、基本形状が減ってきたら交換します。

もちろん奮発してアフターマーケットのステップを付けるのもOKですが、

マッドレースの直前にそのステップが食い付く状態か、グリップする状態か、維持さているかが、

大変重要です。

個人的には・・・

マッドレースになると正直なところ

タイヤのグリップってもはやよく分かりません笑。滑りまくりますので、それを前提にコントロールし続けます。チェッカーフラッグが振られるまで。

タイヤやサス性能向上による微妙なグリップ差よりも、確実なマシンコントロールに集中したい。だから唯一の接点である、ステップ、ハンドル、シートのグリップには最大限配慮します。

特にステップ。ハンドルから片手が外れた時よりも、不用意にステップから足が外れたときの方が転倒するリスクは高くなります。

ステップは基本的にライダーの全体重が入力される部分です。

これによってマシンを正しく抑え、マシンの安定が生まれています。

サスペンションの1G測定を行うときも、荷重の入力ポイントは左右のステップです。

これによって車体の前後基本姿勢や前後タイヤへの分担荷重をセッテイングしていますよね。

左右のステップのグリップ確保はモトクロスライデイングの基盤だと言えます。

まとめ

モトクロスやエンデユーロのマッド走行前はステップを研いでそのグリップを高める。

研ぐ方法は鉄やすりやサンダーで先端を少しと尖らせるだけで良い。

そしてタイヤと同じように減ったら交換する消耗品の扱い。

左右のステップへの入力が安定して確保されると、マッド走行でも外乱に強くなり

安定して走行できるようになる。

ステップワーク、体重移動によるマシンコントロールの ”カナメ” ステップの状態には

最新の注意と配慮をする。

ロッシが現役時代にマシンに乗る前に必ず右ステップをちょっと掴んでお祈りしてましたね。

バイクと対話するところ。ステップ。

またね。

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