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超初級編ストレートでハンドルが振られるときの対策!

RIDE
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モトクロス走行中のストレートでハンドルが振られるとき

今日は有料級のノウハウの一つデス!

ハンドルが振られる事ってありますか?

結構スピードが出るストレートでハンドルが

振られるとビビりますよね。

下り坂の途中でもハンドル振られが発生したりします。

例えば川西の硬質コースの各ストレートって緩い登り、緩い下りともに結構振られが発生します。

だいたい3速以上。加速からパーシャルに入った瞬間に振られたり。

ゆるい登りのピークで荷重が抜けた瞬間に振られが始まったり。

また、ナンバー付きのオフロード車をOFFコースで走らせるとこのような挙動が出る事も

あるのではないでしょうか?

私はCRM250でHARPのストレートでハンドルロックTOロックで振られて最後は転倒しました笑

こういう時、バイクのセッテイングで対処が少しできる事があります。

フロントタイヤの荷重を増やすか/減らすかで対処ができます

アクセルを開けているときに振られるときは、フロント荷重を増やす方向にセッテイングを行うと消えます。

アクセルを閉じているときに振られるときは、フロント荷重を減らす方向にセッテイングを行うと消えます。

基本的な考え方はこれです。

なぜならば

まずアクセルを開けているとき。

アクセルを開けているときすなわち加速中はフロントタイヤの荷重が抜ける方向です。

この時にも多少タイヤが路面に接触しますが、荷重があまりかかってないので、

ギャップ接触時にフロントサスが入るよりも、ホイールが左右に逃げる挙動が発生しやすいです。

タイヤホイールが単純に左右に弾かれる動きです。

これがアクセルを開けているときすなわち加速時に発生するハンドル振られの原因です。

続いてアクセルを閉じているとき。

アクセルを閉じているときはフロントタイヤの荷重は増える方向です。

例えば3速まで上げて多少ストレートエンドが見えてきて一瞬パーシャルにしたとき。

加速中は荷重が軽かったフロントに荷重が移ります。更にストレート中間やエンドのギャップに

当たると今度はフロント荷重はもっと増えながらフロントサスが過度に入ります。

その過度なストローク中にタイヤが左右に弾かれが発生します。

これがアクセルと閉じているときの振られの原因です。

この写真のときのムスキャン選手はハンドルは取られていませんが、フロントは全屈しそれでも吸収できないので

そのままの姿勢で多少バランス崩しながら数回飛んでますね~。

サスがプロ。耐えてる。ステダンとかも入ってるのかな?

最初にやってみてほしい具体的対処方法

まずアクセル開けている時、加速時の振られの対応方法の一つをご紹介します。

フロントタイヤを路面に接地させる方向にすると振られが収まります。

フロントフォークの伸び側減衰を抜きます。フロントフォークが良く伸びるようにするのです。

加速ストレート中のフロントタイヤがギャップに

接触して一旦サスが入った後も素早く伸びることで、

タイヤが路面に接地するようになります。

出来るだけ追従する時間をつくるのです。

これによりタイヤの左右への弾かれる挙動

発生原因を減らす事ができます。

ポイントはフロントホイールの自重有効活用です。

下の写真マジックの”4.4”はこの話とは関係ないですよ。私の秘密のバネレートの荷重です笑

続いてアクセルを閉じているとき、パーシャル時の振られの対応方法の一つです。

フロント荷重が出過ぎてフロントサスが入りすぎて姿勢が崩れ、左右にタイヤホイールが弾かれて振られが始まっていますので

フロント荷重を抜く方向、例えばフロント圧側減衰を強くします。

フロントサスが入りにくくなり、フロントが高く維持されやすくなりますので、フロントから崩れるような振られが減ります。

応用編

前項では分かりやすくフロントフォークの減衰のみで対処する方法を書きましたが応用編はたくさんあります。

①フロントフォークの突き出しを変えてフロント荷重のイニシャルをコントロールする

②リヤサスの1Gを変更してリヤの車高を上げ下げすることで、フロント荷重をコントロールする。

③リヤサスの減衰を変更してリヤを安定させることで、フロントの荷重をコントロールする。

その時点のバイクのセッティング状況によって②のような大きな変更も必要になりますが、

まずは方向性が分かれば良いので、まずは”フロントフォークの減衰のみをを可変して

方向性を確認してください。

私個人的には・・・。

特に最近の4stバイクは出力特性が緩慢でサスの性能が格段に上がってますので、

加速側の振られはあまり発生しにくい気がします。

ただし起伏のあるコースの下りでは振られが発生することがあります。

このような時私が良く行うのはフロントの突き出しを小さくする(フロントを伸ばす)ことを行います。

フロントの減衰をいじるのもいいですが、コーナーリング時のフロント荷重のかかり方や

前後に荷重が動くスピードやタイミングが変わってしまうので、最近自分は突き出しを変更します。

フロントフォークとトップブリッジの関係は2000年代のモトクロス車両はイニシャル位置が

5㎜ほど突き出した位置がSTD状態なので、伸ばす方も引っ込める方もセッテイングが出来ます。

その他の対処方法

もちろんライデイングフォームでも対応できます。

加速で振られるときは前荷重を増やすフォーム。

パーシャルや減速で振られるときはリヤ荷重を増やすようなライデイングフォーム。

ライデイングフォームで対処できるならば、サスのセッテイングはこの振られ対応を施さなくても良いので

その他にセッテイングが集中できます。

でも、モトクロスたるもの、10分、20分走るとヘロヘロになりますので、このストレ―トでの振られ挙動を

排除するセッテイングを施しながらコーナーも両立させる仕様を丁寧に探すことはとはとても重要です!

やることいっぱいですが面白いですね。はやく週末が来ないかな。。。

まとめ

アクセル開けてるときに振られるならフロントを下げる。

アクセル閉じてるときに振られるならフロントを上げる。

これを頭に置いておいてセッテイングしてみてください。

モトクロスではまずストレートが全開に出来なければ、レースになりません。

振られの挙動は真っ先に排除しましょう!

それではまたね。

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