なんか付いてるけどあれなんだ?
今回は先月に行った2025AMA MX R-1 FOX RACEWAYで見つけた不思議なアイテムの話しです。
最初に見つけたのは、450 #17 Josy Savatgy

わかりますか?
最初は気が付かなかったんだけど、寝かして洗車始めたから見てたら、変なものが付いてる。
ローラースケートのタイヤみたいなモノがゼッケンプレートに付いてる。
何だあれ。新しい洗車グッズか?

こっちも付けてる
プロサパドックに行きました。
250 #47 Levi Kitchen車。

写真撮ってくれた!その正体は”STEG PEGZ”
キッチンのチーメカが私が話しかけたら丁寧に教えてくれました。
この記事の表紙の写真はチーメカさんが撮ってくれたもの。
STEG PEGZっていう商品だよ。普通に売ってるよ。写真撮ってあげるから、商品名で検索したらいいよ。

レギュレーションOKらしい!
レギュレーション?OKだよ。結構付けてるライダーはいるぜ!
中高速で広めのギャップセクションで安定した位置で荷重できるようになるらしい
何がいいの?
サンドセクションとかピッチが比較的広いギャップのセクションで
リヤ荷重を維持した走行がやりやすくなるんだ。
SXのフープスの安定性とはちょっと違うね。
ウオンウオンって深くて広いギャップが続くような中速~高速域のセクションでリア荷重が
かけやすくなるんだ。コーナー進入が良くなる。試してみたらいいぜ!
走行画像を調べてみた
サバチ!が写ってる写真をさがしました。本来はもう少し深いギャップ区間で効果を発揮するようですが、
腰を引いて、つま先でステップに乗り後ろから前向きにステップ荷重を与えながらギャップ区間を走行し、
そのままブレーキングに入るという場合にリヤの接地が良くなるようですね。
この写真はSTEG PEGZにふくらはぎが接触してステップ後方からの荷重が安定している時間帯だと思います。

これはサバチ!のコーナー進入直前です。リヤタイヤを出来るだけ接地させながらブレーキングしています。
この写真ではSTEG PEGZにはふくらはぎが少し離れていますがその直前までは接触していたのでしょうか。
この姿勢って現行では最も理想の進入姿勢ですよね。

ほぼ同じ位置で3人のライダー
この写真は大き目のギャップ区間→緩く右ターン→大き目のギャップ区間という場所です。
サバチ!は若干中途半端なポジションですが、ステップ後方から前向きの荷重をかけてコーナー進入を始めて
います。STEG PEGZが価値を発揮していますかね。
でももうかなり疲れてるのか、腰が浮いてなおかつ引き切れていません。。あまりリヤにも荷重が入ってない感じ。

ジェットはかかとを下げて腰を低くそのままコーナー進入しています。フロントサスもリヤサスも
入った状態で荷重がかかってますね。ジェットはSTEG PEGZは付けていません。
サバチ!も本来はこのポジションを取りたいのかな?

ET3です。ET3はどの写真もいつもこのポジションばかりです笑。もちろんSTEG PEGZは付けていません。
多少のギャップでリヤが跳ねてもいつもこの姿勢です。
そしてすぐにフロント、リヤともにサスが均等に入る状態をつくります。
そしてET3はこのままリヤステアに持ち込めます。リヤのフルトラクションまでの早さはジェット以上です。
すごいフィジカル!





まとめ
今日は、2025AMA MX R-1 PALA FOX RACEWAYで見つけた STEG PEGZ についてでした。
STEG PEGZは オーストラリア発で数年前から販売はあるようです。
サバチもプロサ卒業生でキッチンも現行プロサライダーだから、プロサは自社の業容からも
アフターマーケットパーツの開拓には理解がある文化なのでしょうね。
最近のバイク、リヤの下ぶりが長くてパーシャルや減速中にリヤが若干浮き上がるフィーリングがあります。
でもただ後ろ荷重にしてしまうとそのバネ下の作動性や凹凸への追従性を損ねてしまっている気がします。
現行のリヤサスのまわりの路面追従性を引き出すために、ライダーは多くの時間であの微妙な位置で
体をキープする必要がありそうです。
ステップ上でかかとを下げ、膝はステップの上位置をキープ、腰だけ後ろに、低くキープする。
結構苦しいフォームだから何か補助器具が必要だと考えるのもうなずけます。
STEG PEGZ 私も一度TRYしてみたいです。
それではまたね。

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