結論。純正オプションにないバネレートが欲しくなったらTECHNIX!
今回は2021CR500のリヤサスバネを交換しましたので、その記事です。
交換方法はこちらのブログを参考にしてください。
目次
- レースサグについて
- 最近のHONDA車のセットアップ
- 自分の体重
- で、どうするるか?純正オプションで探す
- 年式違いで探す
- 450、450X、250、250Xで探す。
- 最後はTECHNIX!
- で、サグが出るとどうなる?
1.レースサグについて
モトクロス車両に人が乗ったときにリヤサスが沈み込んだ量です。
マニュアルによると 空車0Gー乗車1G=105~110㎜に設定するとあります。
モトクロスではだいたいストロークの1/3を乗車1Gで沈ませてセットアップします。
2.最近のHONDA車のセットアップ
2017年モデルあたりから、105~110㎜を取る必要があります。
サグを一人で測定するときに必要が工具を一番下にご紹介しておきますね。
それまでの年式は結構締め上げても乗れるのですが、2017以降は
マニュアル通りサグを取らないと、ブレーキングでのリヤのピッチングや、コーナークリップ付近での
リヤタイヤの路面への追従性が神経質になりうまく乗る事ができません。
3.自分の体重
自分は63㎏です。450に乗るにはちょっと体重が軽いらしい。
また、突っ込み、立ち上がりともに、若干ゆっくりなので、サスがあまり入りません。
とどめは2021CRF450の車体に積んだCR500改はENG重量やEXHの重量が軽く、車両完成重量に対してもサスセッテイング(バネ荷重)がずれています。
4.で、どうするか?純正オプションで探す
純正オプションでは標準バネレートを中心にして、前後3種類ほど設定があります。
まずはそこから、柔らかい側のバネを購入しセットアップします。
5.年式違いで探す
それでも好みのバネレートが無い場合は、同じHONDA CRF450の年式違いで異なるバネレートの設定が無いか探します。例えば、2021CRF450のリヤ標準バネレートは56Nm。2022CRF450は54Nmです。これによりオプションのソフト側の設定も1ランク異なります。よく確認して購入してください。
6.450、450X、250、250X で探す。
最近は各社、モトクロスモデルとエンデューロモデルがありますよね。バネレートが1~2ランク低いものが入っています。また、同年式の250(モトクロス)やさらには250Xも視野に入れると、純正オプションでも大変広い範囲のバネレートが選択できます。
7.最後はTECHNIX!!!
まあ個人的になのですが、私の場合、純正にない設定のバネはTECHNIXさんで探します。
カタログが見やすく、量産にない上下の極端なバネレートが設定販売されています。
そして頼むと必ず来る!あたりまえなんですが、信用できるお店って大切です!
お値段も妥当です。
8.で、サグが出るとどうなる?
例えば、しどきの大坂下りでリヤの跳ね上げが無くなって安心して普通に下れます。
バネレートが合ってないと、だいたいブレーキングの最後に2回くらい跳ね上がって、怖い思いと
タイムをロスします。
また、コーナー立ち上がりでのリヤタイヤの路面凹凸追従性が良くなります。
バネレートが合ってないと(硬い)トラクションさせたときもリヤがあまり沈まないので、
安心して体重を乗せたり、安心してアクセルを開けたりが難しくなります。
上記に書いたような挙動をリヤサスの減衰調整である程度は取れるのですが、ぎこちない、
どんくさいバイクに仕上がります。
サスペンションってまず動かしてなんぼだと思いますので、減衰にあまり頼らず、必要なバネレートを組み、
サグ設定をきっちり出して、バイクの前後姿勢と本人に合った適切なストロークを確保してあげると、
とっても良くなります。
それではまたね。
最後に写真は榛名のギャラリーコーナー突っ込み~立ち上がりの一瞬3コマです
サグが出ると、進入前後のギャップで路面凹凸にサスが追従してくれるので、気持ちよく開けて曲がれます。
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