ACGハーネスの接続カプラーが外し方分からなくていつも苦労する!
カプラーの外し方が分かりにくいものが最近多いです~!最近のモノは凝ってる仕様が多いですよね。ENG降ろす時に実は最も時間を必要とする部分だったりします笑。
今回は2019CRF450RのENG左側のACG(発電機)室から出てきているハーネスの接続部にあるカプラーの外し方についてです。カプラーが鉄のステーに固定されていて作業の自由度が無く、しかも金属ステーを外す事も難儀な構造となっています。この状態でカプラーを外すことがもっとも良いのですが案外難しい。この写真のモノ。
構造確認結果です!
外した後の構造を写真で添付しておきます。
まずオス側
続いてメス側
特徴!どこが引っかかる構造になっているのか?
オス側です。よくある構造です。
メス側です。
青丸部のフックを解除してあげる必要があります。
バラシて見れば、なんちゃーない。
青丸のフックは単純な平板形状で、オスカプラーにペタっと張り付く形状をしています。
フックをめくり上げるための差込口のような面取り形状は無い。
これが最も作業を難しくしている理由のようです。車載状態では下向きでシリンダー側面にも近いので
目視することもほぼ困難です。
ちなみに左右の小さなフックはカプラー取り外しには関係ないです。
車載状態では、真っ先にこの左右の小さなフック部が目立ちますが、カプラー取り外しに関係ないです。
騙されないように気を付けてくださいね。
結論 どうやって外すか!
青丸のフック下にマイナスドライバーを突っ込んで、引っかかっている部分を押し上げた状態にして、
下側側のカプラーを下に引っ張ると抜けます。
ポイントは青丸の中央の舌のようなフックはオスのカプラーに張り付いていますので、
先端が薄いマイナスドライバーを突っ込んであげる必要があります。
普通にマイナスドライバーを突っ込むと、ベロを噛みこませる位置に入ってしまって一生カプラーは外れません。
実車搭載状態ではカプラーは下向きになっていて、なおかつシリンダー直近位置なので暗くて構造が分かりにくいです。下から光を当てるとこのように、ベロが見えます。ピンボケ写真なのですが、青いラインと矢印を記入した位置です。この下側に小さいマイナスドライバーを突っ込んで、フックを解除してあげる必要があります。
左右にも小さなフックが見えますが、カプラー接続部の取り外しには関係ありません。
まとめ
今日はCRF450でENG降ろす時というか、ENG全バラ工程すべて含めても、最も苦労する部分(笑)であるACGハーネスのカプラーの外し方についてでした。
構造は3枚舌構造ですが、カプラー取り外しに関係あるフックは1つのみ。存在が分かりにくい。フックの下側に先端が薄いマイナスドライバーを挿入してめくり上げることが必要。下から光を当てると目視できる。普通にマイナスドライバーを突っ込むと、外れない位置に入ってしまうので注意が必要。
左右に別途フックが確認できるが、カプラーの取り外しには関係ない。
コメント
カプラーごときでそんなに面倒な構造に今はなってんの??
それともメーカー側からしたら外してくれるな敵な部分だからかな(笑)
手の入りにくい場所でこんなの使われたらたまらんねー
解説ありがとうございます。
役に立つ時がきっとあると思います😊
CBさんまいど。このカプラーは二枚舌の左右にも小さなフックの構造部があって引っ掛け問題みたいになってます。そっちはバラしてはいけない部分みたいです。硬くてそのフックは二枚舌より更に外れないんですが。紛らわしいのはダメですよね。いやまじengバラすより疲れます。備忘録に近いネタです。またお願いします。