【2ストがかからない原因】チョークを戻すとエンストする時の対処法まとめ

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「キックしてもなかなかエンジンがかからない…」「やっとかかったけどチョークを戻すとエンストする」そんなとき、真っ先に疑いたいのが リードバルブ です。2ストロークエンジンにとってリードバルブは、始動性からレスポンスまで大きく左右する重要な部品。

劣化や破損が進むと、圧縮が逃げたり混合気の流れが乱れたりして、始動不良やパワーダウンの原因になります。見落としがちですが、実は 日常の点検・メンテナンスが重要 です。

この記事では、リードバルブの基本機能や耐久性、そして「かからない」トラブル時に確認すべきポイントをわかりやすく解説します。

2stバイクで暖気後なのにチョーク引かないとエンジンかからな〜い

エンジンが温まっている状態なのに、なぜかチョークを引かなければエンジンが始動しない場合あります。

そして始動後チョークを戻すとエンストする。なんか調子がへん。

今日はこういう事象の時の確認するとこころのお話しです。

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結論です:リードバルブの板が破損している可能性があります!

リードバルブが割れると混合気がキャブレター側に吹き返してしまいます

2サイクルエンジンが正常時に行う、掃気と圧縮と排気の工程が正しく行われていない可能性があります。

修理はリードバルブ板のみ交換すればおしまいです。簡単なものです。

どこが割れるのか

①先端の割れ。

②根本付近の割れ

大きく2つです。

完全に割れていなくても、樹脂の場合は内部の繊維が割れている場合があります。

特に締結部付近は応力が集中しやすいので、局所的に内部が割れている場合が多いです。

内部が割れていると、そのSPG特性は低下していますので、バルブとしての開閉性能が低下しています。

また、板が割れる位置はそのリードバルブが最も仕事をしている場所が真っ先に割れます。

例えば2003CR250ケースリードだと右側の上側とか。定期交換部品として癖をつかむと良いです。

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でも何故リードバルブが割れるとチョーク多用になるの?

リードバルブが破損すると、混合気が吹き戻るので、燃調は薄くなるのです。だから、ガソリンを濃い状態にしなければエンジンが始動しにくいのです。

👇これは正しい混合気のフローです。

👇これはリードバルブが機能していな時の混合気のフローです。

黄色い矢印の部分で混合気が出入りしてしまっている状態。ここにリードバルブは付いています。
リードバルブが割れると混合気がキャブレターまで吹き戻ってしまいます。

割れると何故ガソリンが薄くなるの?

リードバルブは2サイクルエンジンに付いている唯一の機械的な弁です。混合気の流れを一方通行に制御します。

この一方通行のドアが破損してしまっていると、掃気も排気も逆流するようになります。

燃焼室(2次圧縮室)には排気ガスが残りやすくなります。

またクランク室(1次圧縮室)は吸入された混合気がキャブ側に逆流します。

これによりキャブレターへの負圧が正しく発生せず、ガソリンが供給されにくくなります。

キャブのメインジェットなどが全て正しく機能しなくなります。

よって慢性的にガソリンが薄い状態となり、例えば始動時はいつもチョークを引かなければ(濃く)

エンジンがかかりにくなります。

薄いのはキャブセッティングである程度相殺できますが、1次圧縮2次圧縮ともに下がっていますので、

馬力も下がっています。

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リードバルブの必要な機能、性能、耐久性説明

ワンウエイバルブの一つです。片側にしか通路は開きません。

弾性のある板です。0.3㎜~0.5㎜の板です。

ピストンの上下によって発生するポンピング圧力をキャブレター側に逆流させず、燃焼室側に圧力をかけるため

に必要な部品です。ピストンの上下運動と同じ数だけ開閉しています。とても仕事量は多い部品です。

まるでJISの片振り疲労試験をやっているかのような過酷な条件下で彼は働いています笑。

7000rpm回るエンジンなら7000回/分のドアの開け閉めを行います。

きっちり開いてくれないと、混合気が正しくたくさん流れてくれませんし、

きっちり毎回閉じてくれないと、混合気の吹き戻しが発生します。

2stスクター量産車や廉価な車両はSUS材を使用します。

高性能な車両ではFRPやカーボン素材が使用されます。

FRPからカーボンに移行した理由は、軽く、そして強度があり、大量生産で安くなったからです。

リードバルブは奥が深い。エンジン特性が大きく変わります。

ここまで読んでくれた人は理解できて来たかもしれません。

壊れる壊れないの先に、リードバルブにはエンジン特性を変える機能が実はあります

10000rpm回る2stエンジンなら10000回/分できっちり追従して開け閉めするとピーク馬力UPや高回転化(伸び切り特性UP)が実現します。

よってスプリングに近い特性を求めて設計しています。

固定荷重、作動荷重、バウンス、ジャンプ、応力。。。いろいろ配慮してあります。

リードバルブの板はカーボンでも板厚違いや繊維の方向違い、はたまた素材メーカー違いなど

たくさんのSPG特性を持ったリードバルブが存在します。

2枚舌な仕様もあって、リフト荷重特性を2段階に制御しようとしているものもあります。

高回転ENGには固めの板で高回転時の開け閉め動作の追従性を。

低回転ENGには柔らかい板で、負圧が低い低回転域でもリフトしやすく、混合気がたくさん流れるように。

話しはつきませんので、今日はこのへんで。

まとめ

エンジンが温まっているのに、チョークを使用せねばENG始動しないのは、リードバルブが割れている。

交換は簡単。キャブを取り外し、インシュを取り外し、リードバルブBODYを取り外すだけで作業可能。

板は若干曲げが加えられているので、張り付ける裏表を注意してBOLT ON。

リードバルブ新品にすると、始動性の改善は当然として、

おそらくDR(ドライバビリティー)が激変するはず!!!

リードバルブは奥が深いです。

またね。

すぐ買えそうなリードバルブ板とVFORCEのリンクを貼っときます。

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