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初級編オフロードバイクの洗車したほうがいいところ!

MAINTENANCE
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オフロード車両の洗車ってほんと大変です

オフロードバイクってダートで走るので汚れますよね。これを趣味にしていると、

もはや、洗車が先だったか、乗ったのが先だったかわからいくらい、セットとなっている行動です。

しかし時代は変わっても相変わらずめんどくさい大変な作業。

およそ32年間趣味と一部期間は仕事としてきたモトクロス/オフロード車両の

洗車の極意を今日はお伝えします。

ポイントは本人が気になっているところを重点的に洗う。で良い

例えば今日はコーナーリング中に左側に転倒した。

左のグリップのエンドが割けているはず。

また、クラッチレバーやホルダーに損傷があるかも。

例えば、今日はなんだかキックペダルの戻りが悪かった。砂がかんでるのか、

グリスが切れているのか、何か対処が必要かも。

例えば今日はリヤフェンダーまわりがガタガタしてて何かボルトとか緩んでるか、

ボルト脱落とか、何かあるかも。

上記のような心当たりがライダーにはそれぞれあると思います。

走行後はそういうところを重点的に、極論そこだけ洗車します。それで良いです。

なぜそれでいいの?①全体をまんべん洗うには洗車機や環境整備が必要

OFF車の車両全体の洗車ってやはり高圧洗浄機使って洗うに限ります。でもこれが大変なんです。

洗車機があるショップで洗うにも個人所有の洗車機で洗うにもその作業はかなり重労働です。

グッズや用品もたくさんご紹介したいものもあります。

しかし、あまりに大変です。高価でモノは増える一方。そして後片付け。掃除が掃除を呼びます笑。

でも現行車両は、②へ。

②最近のバイクは良く出来ているのでその恩恵にあずかる

そうなんです。やっぱここです。

最近のバイクは良く出来ています。

・耐久性のある新素材部品。

・経年劣化が少ない樹脂類。

・対錆び性能のある表面処理技術。

・泥つまりや泥落ち性も考慮された高いデザインの外装部品。

・水、泥の外乱進入性と低フリクションを兼ね備えた、オイルシール類。

・良い意味でASSY交換しかできない、高気密で信頼性の超高い電装部品

・燃費が良くガソリン食わないから、そもそも汚れないエアクリーナーエレメントとその吸入経路。

上記のように80~90年代のバイクに比べてあまりに高性能で耐久性に富んでいます。

我々サンデーライダーは毎週ガッツリ大洗車大会することなく、現行マシンの恩恵にあずかれば良いのです。

③洗う必要がありそうなところは自分が一番理解している

やっぱ最終的にはこれです。

洗う必要があるところは自分が一番わかっているから。

本人の感覚や自覚、記憶を大切にして洗った方が良いと思うところを素直に洗いましょう。

きっとそう思った通りの不具合部などが洗う事で確認できると思います。

その感覚を養うことでバイクへの理解が進み更に速く、スムーズに、壊さず 走れるようになります。

で、具体的にどこをどんな観点で洗えば良いか

①洗車後にメンテナンスする事が確定しているところは重点的に洗う

②メンテナンスするときに、泥が付いていると作業がやりずらい部分はその付近も洗う

③走行中に気になったところは洗いながら状態を確認する

で、具体的にどこを洗うか

①ドライブチェーン

 ダートスコートなどの泥や油分洗浄効果の高いもので毎回確実に洗い流す。

②ドライブ/ドリブンスプロケット、チェーンガイド、チェーンスライダー。

 上記同様に泥は完全に落とす。その外観破損摩耗確認を行う。

 余計な劣化グリス分は砂を抱え込み摩耗促進に繋がります。

③ハンドルグリップ、クラッチレバー/ホルダー、ブレーキレバ/ホルダー。

 泥、油は完全にあらい流す。その後は破損確認

④ラジエターまわり

 破損確認を兼ねて外観洗浄

⑤キャブ車はキャブまわり、ガソリンコック。

 オーバーフローやガソリン漏れなど初歩的不具合の早期発見にはまず洗車。

⑥フロントフォークオイルシール付近、リヤサスシール付近

 オイル漏れ確認のために洗車し泥や油 を洗い流す

⑦マフラー、サイレンサーまわり

 熱と振動で締結BOLTが緩みやすい部品なので、洗車して確認、再締結を行うため洗う

⑧水ポンプシールのチェック穴

 水ポンプシールが破損すると、その目印に水が排出される穴が付近についています。

 付近は良く洗って水ポンプシールが逝きかけてないか日々外観目視確認します。

ざっくり上記がMUSTになれば良いです。

このメニューはナンバー付き車両の林道走行後洗車でも同一メニューです。

洗車の注意点

①マフラー

 グラスウールを使用したマフラーは水が入るとその性能が大幅に低下するので、洗車時は

 出口に蓋をします。ガムテープでも市販の蓋でもOK。

②シート

 シートの内部のウレタン、スポンジ素材は水が進入すると大変抜けずらく、容易に劣化します。

 車両を横倒しにして洗車する場合はシート下面から水が進入しやすいので注意が必要です。

 シートって案外その作業は案外丁寧さが必要です。

③リヤサスリンクまわり

 リンクの軸部オイルシールは洗車機の強い圧力によっては水が内部まで進入します。

 特にリンク周りをグリスアップ等メンテナンスしたことがある車両は、メンテナンス時に

 ダストシールが痛んでいる場合が多いので、要注意です。リンク周りの直噴高圧洗車は必要最小限に。 

④ラジエター

 ラジエターは前方から泥がフィンの中に進入します。よって洗車はラジエター後方から

 前方に向って水をかけると泥が排出されやすいです。

手抜きできるところ

例えばフェンダー裏側はコース走行後現地で、しゃもじで泥を落とす事が可能です。

また、走行することで落とす事も可能な部位です。工夫すると洗車の手間はMINに出来る部分です。

まとめ

モトクロス、オフロード車の洗車した方がいいところは、乗っている時に本人が気になったところを重点的に洗う。

そして気になってないところは洗わない。

最近の高性能、高耐久劣化性能なバイクの恩恵には最大限あずかることにする。

で、その上で出来ればルーティン化したい部分は

ハンドル、クラッチ、ブレーキ、ステップ、ドライブチェーン、ラジエターまわり。

キャブ車はキャブとガソリンコックまわりは良く洗ってマイナートラブル回避する。

ドライブチェーンまわりはできれば毎回洗剤を使用した洗浄がBEST。

余計な劣化グリスをため込まない体質にする。

それではまたね。

このノズルは水道水洗車を行う場合に私の感覚では最も圧が高くなり泥落としできると思うノズルでお勧めです

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