キャブセッテイングって体調管理と同じ
はい、今日はキャブ車の走行時に毎回行うルーテイーン、キャブセッテイングについて。
キャブセッテイングっていきなりゼロから始めようとしても、どうやったらいいかわかりませんよね。
でも自分のバイクに乗る際にまるで朝の歯磨きのように当たり前に始める作業の一つにすると、
どんどん理解が深まっていきます。
今回はその走行開始から、最初のキャブセッテイングまでの考え方と作業手順をご紹介します。
コースでのキャブセッテイングについて
状況に応じて事前に洗車。エアーブロー。
・キャブを一部ばらしますので、泥や砂は入る可能性があります。必要に応じて洗車します。
・洗車直後は水が付いています。キャブの中に入るとエンジン不調の原因になります。必要に応じてエアブローしてください。
1本目走行前に変更するか、1本走行後に変更するか。
・例えば1週間前に走行しセッテイングが出ている状態、高度(標高)、気温が同等なら一旦そのまま走行し状況を確認します。
・前回走行から1か月以上空いており、高度(標高)や気温が異なる場合は、別途説明した”マニュアル記載の推奨セッテイング”から始めた方がBESTセッテイングに近道です。
キャブレターの標準セッテイングの見方は↓リンク。
それではメインジェットの交換開始
必要な工具
・プラスドライバー
・6㎜のTレンチ
・8㎜のTレンチ
ガソリンコックのOFF。ガス供給のカット。
フロート室を真横にしますので、ガソリンコックがONの状態ですとガソリンがどんどん出てきてしまいます。
コックはOFFにします。自分のCR500はガソリンコックを取りつけていないので、クイック接続カプラー部を取り外して供給をカットします。
スプロケットカバー取り外し。
キャブを回転させて、フロート室を取り外す際に邪魔になりますので、私は取り外します。
キャブトップのキャップの緩め&ずらし。
キャブを回転させる際に、スロットルワイヤーが折れ曲がるのを避けるために、このキャップを緩めてずらしておきます。
これによって、キャブは真横まで回せる状態にまでなります。
キャブトップのキャップを緩めてずらしたときに、上からの泥や砂や水が、キャブの中に入る恐れがあります。キャブの真上がきれいな状態か事前に確認してくださいね。
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キャブインシュバンド、コネクテイングチューブバンドを緩める。
キャブを回転させるので、キャブとの接続部の締め付けバンドを緩めます。キャブインシュとコネクテイングチューブの両方のバンドを緩めます。
取り外さなくても緩めるだけでOKです。
キャブのフロート室側が手前に向くように回転させる
キャブを回転させます。
真横まで無理なく回転できるならばその状態がBESTでが60~70度まで回転できたらOKです。
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フロート室の締め付けねじを緩める
プラスドライバーでねじ4本緩めます。緩めて、落ちて、紛失しやすいので注意です。
4本対角に緩めてくださいね。
エアベントチューブのステーが共締めになってますので、これも紛失せぬよう注意してください。
ドライバーはねじにあったサイズを使用してください。#2か、#3です。
頻繁に行うと、なめて緩まなくなりますが、それを最大限に回避できます。
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メインジェットを確認する
やっと中身が見えましたでしょうか。
メインジェットとスロージェットがこの状態で交換可能です。
また、フロートの油面も調整が可能ですがこれはまた今度にしましょうね。
今回はメインジェットを交換します。
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メインジェットを緩める。交換する。
6㎜のTレンチで緩めます。
自分の500は真冬に乗ってそのままでした。208番⇒198に交換します。
スロージェットはまだ交換しませんが、番手を確認します。
#65でした。デか!
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逆の手順で組み立てる
注意点
・フロートバルブの支点になっている軸を正しい位置にセットできているか。
・フロート室のパッキンはずれていないか。
・フロート室の締め付けねじ4か所は対角で締め付けし、合わせ面が正しく着座しているか。
・キャブインシュバンド、コンチュウバンドは締め付けたか。
再組立てで特に注意する部分は上記です。
くれぐれも、フロート室締め付けねじ4本を落として紛失しませんよう、
注意して丁寧に行ってみてください。
私の場合、当日その後のセッティング、
MJ 209→198→188
SJ65→48→(58 走行時間切れ)
JN1468→1370→1371→(段数変更、時間切れ)
それではまたね。
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